試験のため教科書を購入して全体を読み、重要な部分にマーカーを引き、教科書内の問題文を解く。
この作業だけでも受験する資格の種類によってはかなりの時間を費やすだろう。
最後に教科書をパラパラとめくってみると、線がしっかりと引かれていて、勉強したという満足感を得ることができるからだ。
しかし簡単な試験は別として、あなたがもしその試験に落ちたなら、次の勉強方法を考えることが必要だ。
勉強方法は色々あるが、その一つとして良い方法を紹介する。
まずは目指す資格に過去問題集があるならそれを活用する方法だ。
過去問は重要な所が実際に出題されたものなので、重要な要点がその問題に含まれている。
教科書は最初全体を軽く読むくらいで十分と言える。
そして理解度に関係なく、とにかく過去問を解いてみることが大事だ。
最初は自分の持っている知識で考えて解いてみるのだ。
答え合わせをすれば、ほとんど間違っていることもあるかもしれない。
しかし、それから教科書を見返して、なぜ間違ったかを確認し要点をノートに記入してまとめ、これを繰り返し行うのだ。
そうすることによって、その資格試験の鍵となる要点を理解することが徐々に出来るようになってくる。
大切なのは、暗記を目指すよりも理解する事に重点を置くことだ。
例えば「この4択問題の答えは何回も繰り返した。答えは2だ。」
これでは問題を解く意味がない。
答えの箇所がわかっている部分でも、なぜこれが正解で他は間違いなのか、理由付けが出来るようになるまで繰り返す。
そして、最後に教科書を最初から最後まで読んでみる。
最初に読んだ時とは比べ物にならない程理解していることが分かるだろう。
勉強しただけで満足する罠に陥らないように気をつけつつ、こういった方法を考えてみることが大切だ。